| 番号 | タイトル | 著者 | 掲載誌 | 日記 |
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| No.11 | 『銀曜日のおとぎばなし』 | 荻岩睦美 | りぼんコミックス | 1996.08.26 |
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通信友達からお借りした懐かしいコミックスです。(お引っ越しお疲れさまでございます。) イギリスのとある森に小人族が住んでいて、その部族にはある言い伝えがありました。「満月の銀曜日に生まれた1千人目の女が死ぬとき部族が滅びる」という予言です。そして、その言い伝えのとおりに、女王の娘、ポーが生まれます。ポーがそろそろ10歳になろうかという頃、ポーは森で青年スコットに出会います。小鳥のリルフィーに乗ってロンドンへとやってきたポーと、スコットは種族の違いを越えて仲良しになるのですが…。 以前読んだときも泣きましたが、再読してもやっぱり泣けます。昔はポーや、せいぜいスコットの気持ちのほうに偏りがちだったのが、年をくったせいか、今は、女王さまや、スコットのお父さんや、ピーターのお母さんの気持ちのほうに引っ張られるような気がします。だてに年くってるかと思ったら、少しは変わってきてるんでしょうか(苦笑)? ポーは10歳という年齢よりはもっとずっと幼いように感じるし、いじわるな見方をすれば「想像上にしかいない、『純粋な』こども」の化身であるようにも見えます。お話はきれいすぎて、まったく悪人のいない世界で、ただ人は忘れてしまうだけ、ただ思いがすれ違ってしまうだけが悲しみの世界。でも、それはそれでいいんです。だって、これは確かに「おとぎばなし」なんですから。だけれども、忘れたくない「おとぎばなし」なのです。 ……まずい、『小麦畑の三等星』も読みたくなってしもうた(苦笑)
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