| 番号 | タイトル | 著者 | 掲載誌 | 日記 |
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| No.37 | 『ガーター騎士団』第1巻 | 蒲生総 | 角川書店 | 1996.10.07 |
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『歴史ロマンDX』ってマイナーかな(ちなみに雑誌ですよん。)? わりと紫野は好きです。 エドワード3世と黒太子(ブラックプリンス)のお話がメインです。あとは「王冠を賭けた恋」ウォリス・シンプソンとウィンザー公のお話が1編。 蒲生さんのデビュー作は確かエドワード4世の話だったよねぇ。この第1巻にもご本人が書いていらっしゃるけど、ほんと、英国史がお好きなようです(笑) わたしもプランタジネット朝の女性たちはわりと好きだけども(『ガーター騎士団』のなかではフィリパ・ド・エノー=エドワード3世妃、が一番っ!ですかねぇ。紫野の英国史ピカ一はエレアノール王妃=アキテーヌ女公爵だわ。彼女の息子の獅子心王リチャードはおバカさんなところがかわいくて捨てがたい。アンジュー家のマルグリットもたくましくて大好き。)、蒲生さんは「王」というものがお好きなのかしらん?って思います。構想としてはエドワード3世と黒太子だけじゃなくて、ずっと、続いていく予定のようです。楽しみですね。 ん〜、雑誌のほうでは、そろそろエドワード3世と黒太子のエピソードが終わるみたいで(前々回のラストでプリンスが倒れてたから、まぁ、そういうことだよね。)ちょっと寂しい気もするんですが、第1巻ではプリンスはまだまだお子さまでかぁいいです。 んで、わたしは最初のほうはとびとびにしか読んでなかったので、今回はじめてエドワード2世にお目にかかったんですが、この人ってけっこう好きかもしんない、なんて思ってしまいました。嗜好とか雰囲気が徳川家光だよなぁ、とか(<をいをい)。フランス王女・イザベル(エドワード3世の母)も、分からなくはない人に描かれていて、彼女の所行もそれなりにすんなり納得できる形になっていていいです。ただ、この人故の百年戦争かぁ・・・と思うと、そこまでするほどのオンナかよぉ、とも思いますけど(<ひどい言い方。) プランタジネット朝は、その始まりからフランスとのごたごたがあった経緯で(ヘンリー2世妃エリアノールはかつてはフランス王妃でアキテーヌ公爵だった。ヘンリー自身はアンジュー家の出身ですしね。)、100年戦争はあるは、バラ戦争はあるは、で、骨肉の争いに満ちあふれているので、好きだったりします(苦笑)わりと愛妻家が多いのかなぁって気はしますね。エドワード4世だって愛妻家と言えなくはないでしょうし。ヘンリー8世だと・・もう愛妻家とは言えない・・・か(苦笑)そうか、愛妻家というよりは恋多き家系って言うべきなのかも。登場人物たちの多くが、結果的に不幸になるケースばっかりで、さすがに追っかけていると陰惨とした気分になっていきます(でも、そういうの嫌いじゃないの。) 一般には、獅子心王リチャードは十字軍のヒーロー、黒太子エドワードは騎士道の鑑、エドワード四世はバラ戦争の美しい戦神(<ほめ過ぎ?)、ってイメージですよね。どう描かれていくのでしょうか? 引き続きがんばってください。あっ、「ロンドン塔のふたりの王子」(<これはまったくの誤解なんだけどね。)は必ずやって欲しいな。
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