| 番号 | タイトル | 著者 | 掲載誌 | 日記 |
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| No.8 | 『Hearts』 | 田村由美 | 別コミ フラワーコミックス | 1996.08.24 |
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最近、懐かしの『巴がゆく!』が文庫で出た田村さんです。 う〜ん、短編も長編も、この人のはともかく「濃い」のであります(笑)そこがまた、癖になって止められないのだけれども。 タイトル『Hearts』は、オーディションのお話ではあるんですが、んん〜、オーディションがメインの話のはずだよなぁ?って気がするぐらい、お得意の「少女の気持ち」路線ですね。ケナゲな少女を描くのがうまい人です。 山東紫、水落品子、折原伊吹、桜庭える、(それぞれ、火、水、風、地、なんでしょうね、名前から見ても。)の4人の少女が最終審査に望むスーパー・タレントオーディション。それぞれ、「楽」「喜」「怒」「哀」の感情を表現するというテーマで、1週間の合宿に入りますが・・・。 紫野が好きなのは、やはり紫ちゃんでしょうね。気の強い、それも目に見えて気が強くて、しかもいぢわるで、根性が曲がってて、しぶとい女の子って、好きなのよねぇ(ほほほ) 最後、「哀」の場面では、(泣かされるかよっ!って思ってても)、じわっときました。 2作目、『Catch−白昼のRUN』はバレーボールが大好きで、でも、自分の限界を見てしまったことで逃げてみようとするんだけど、やっぱり逃げられない女の子、夏緒が主人公。少し不思議な男の子がなにかとちょっかいを出してくるのですが・・・。 彼女がようやっと口にする「やり直したいのは昔じゃない」に拍手っ! ラスト、『Touch−恋の仕方がわからない』。たまに、こういう、とんでもなくかわいい話を描くんですよねぇ。ん〜、でも、かわいいだけの話じゃなくて、主人公の気持ちが微妙にねじれてるところが、やっぱり田村さんかもしれない(笑) 言葉の遣い方、選び方だけじゃなくて、どうも、タイミングがうまくない・・・ってのは、自分自身が日頃感じていることだし、やっぱり少女時代に好きだった人とどうしても話せなかったことのあるので、なんとなく身にしみる話でした。望ちゃんはうまく行くといいね。
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