| 番号 | タイトル | 著者 | 掲載誌 | 日記 |
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| No.84 | ライナスの子守唄 | 上田愛子 | SILKY HLC | 2000.2.16 |
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原作:野間美由紀 サスペンスっぽくはないけど、ちょっとした謎。そんな、ふんわりとしたミステリーです。どこの家庭にでもある不思議、隠された秘密をベビーシッター「数」の好奇心があきらかにする! 原作は野間美由紀さんなのだけど、たしかに野間さん本人の絵柄でやると、ちょっとストーリーが柔らかすぎるかな?という印象はありますね。そういう意味では、ご本人がやらなくてよかったのではないでしょうか。むしろ原作提供ということで、カラーの違いを意識して出されたのかもしれないですね。 数はベビーシッターです。ベビーシッターって各家庭に、思いのほか深く入り込むことになる職業なんです。 数は困ったお母さんの味方。ビジネスライクになんてやってらんない。 好奇心が旺盛で、人間が好きで、のびやかでナチュラルな感情を持ってる。 うん、こういう人になら、自分の子供を任せてもいいかなぁ、って自然に思えるキャラクターです。うまいねっ! この作品、読み切り連作シリーズなんだけれど、できればもっと、お父さんたちが出てきてくれるといいなぁ、なんて思います。 数の相棒(恋人? パートナー?)の勅使河原先輩だけじゃ、男っ気が足りないんです。もちろん、男性がぜんぜん出てこないわけではないのだけれども、結果として全体的に印象が薄くなってしまったのが残念。「不機嫌なバレンタイン」のお父さんなんか、けっこういいキャラクターだと思うのだけれどね。 ともかく子供たちの表情がとても素敵。 さて、ゆっくりと、一歩一歩大地を踏み締めながら大人になりなさい。急ぎすぎないようにね。 本編とは関係ないのですが、ライナスといえば、安心毛布。チャールズ・シュルツ氏が亡くなられました。 すてきな物語をありがとうございました。ゆっくりと静かにおやすみください。合掌。
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